今日のもう1曲は「恋のゆくえ」(ファビュラス・ベイカー・ボーイズ)のサウンドトラックからの1曲です。あ、映画評論家のウェイン町山とガース柳下の史上最低(これは褒め言葉)の映画評論コンビ「ファビュラス・バーカー・ボーイズ」は、もちろんこの映画タイトルからのパロディですが、映画は映像も上品でセクシーでミシェル・ファイファーの魅力全開な大人の映画。
カメラも演出もすばらしいです。もちろん、サントラも!(編集部)
様々なジャンルの内容の良い名盤が低価格でどんどん再発売されています。
今日はユニヴァーサル・ミュージックが先週発売した『永遠のサントラ999ベスト&モア』から紹介しましょう。
ユニヴァーサル社が権利を持っている洋画サントラ75タイトル、邦画サントラ29タイトル、計104タイトルが一挙に発売されました。
なんと1枚999円!(2枚組は1,499円)
その中から、1990年秋日本公開された『恋のゆくえ』(原題:The Fabulous Babker Boys)を。
(国内CD UCCU-90002 999円)
ボー&ジェフ・ブリッジスの本当の兄弟が映画の中でもジャズ・ピアノ兄弟デュオ・グループを組んでいる、という設定で、当時旬な女優だったミシェル・ファイファーが歌手役としてそれに加わり、三角関係があったりして物語が展開していくというストーリー。
サントラCDは、デイヴ・グルーシンがプロデュースを担当。
映画内で使用された彼のピアノが魅力的なインスト曲も多数収録されています。
しかし、注目はなんといってもミシェル・ファイファーの歌が2曲入っていることでしょう。
「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」と「メイキン・ウーピー」。
ジェフ・ブリッジスのピアノ(実際に弾いているのはデイヴ・グルーシン)をバックに歌うミシェルの「メイキン・ウーピー」。なんとも色っぽい名シーンです。
(文:森 勉)