ドン・ホー 「タイニー・バブルズ」

2007年に惜しくもこの世を去ったドン・ホー。ハワイサウンドのエッセンスを残しながら、世界で愛されるポピュラーミュージックでヒットを飛ばした、稀有な存在です。晩年は地元ハワイのホテルで毎日ショーを開催。亡くなる前年に心臓の手術をしてからも、すぐ復帰して、週2回ショーをやっていたというからスゴイ。売れても、売れなくても、一生、音楽を楽しむ。ハワイの音楽人の、音楽への姿勢が感じられます。映像と一緒にお楽しみください。(編集部)

 

 

一昨日のシェリル・クロウ「Easy」歌詞内で、ジャック・ジョンソンを“現代のドン・ホー”と例えてました。

そのドン・ホーのアルバムがオールディ-ズ1,000円シリーズで日本初CD化されたので紹介しておきましょう。

ドン・ホーはハワイ/オアフ島出身、1960年代中盤から活動している男性シンガー。

1966年発表シングル「タイニー・バブルズ」が全米57位のヒット。
今作はその「タイニー・バブルズ」を収録したオリジナル・アルバムです。
(国内CD 解説・歌詞付 WPCR-27821 1,000円)

ドン・ホー「タイニー・バブルス」

ドン・ホー「タイニー・バブルス」

エルヴィス・プレスリーに影響を受けた感もある歌唱で、ハワイアン・シンガーらしいおおらかさがあっていいですね。

アンディ・ウィリアムスのようなゆったりしたポピュラー・ヴォーカルものお好きな方にもオススメの1枚です。

ちなみに、サザンオールスターズが1980年に発表したアルバム『タイニイ・バブルス』はこの曲を意識して付けたのでしょうかね。
(日本語カタカナ表記は違いますが英語綴りは同じです)

“Tiny Bubbles”は英語直訳だと“小さな泡”ですが、ハワイでは“かわいいおっぱい”という隠れた意味もあるそう。
この曲を好きだった桑田佳祐がその意味を知っていて付けたのかな?

(文:森 陽馬)

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