ビートルズ 「アンド・アイ・ラヴ・ハー」

満を持して、ペットサウンズレコード店長の森 勉さんのポール・マッカートニー来日公演についてのお話からの「ハード・デイズ・ナイト」。編集部中高下が初めて買ったビートルズのアルバムもこれでした。あの頃、1枚アルバムを買うと、なんどもなんどもなんども聴いた、そんな日々の気持ちが蘇ります。当時の映像とともにお楽しみください。(編集部)

 

 

 

やはりポール・マッカートニー来日について触れておかないといけませんね。

遅ればせながら、11月21日(木)、ポール・マッカートニーのソロとして4度目の来日<アウト・ゼアー・ジャパン・ツアー>東京ドーム公演最終日、行ってきました。

東京ドームでのライヴに関しては、1989年ミック・ジャガーのソロ・ライヴ以来でした。
というのも、その時の音のひどさ、その他諸々がトラウマになって、ドーム・コンサートはもう行きたくない、とずっと思っていたからです。

しかし、音響面ではかなり改善されているという話を以前から耳にしていたので、いつかは「東京ドームは嫌だ症候群」を克服しなければ、と思っていました。

そのような経緯があってのポールのライヴ。
まずポールの存在感の凄さ、そして今まで彼が作ってきた楽曲の力強さが際立っているステージの素晴らしさに感動しました。

(『アビー・ロード』B面ラストのメドレーは3曲としてカウントして)演奏された全39曲。
どの曲が良かったか?

今の僕にその質問は愚問です。

全部! すべて良かった! ありがとうポール!!

ただ、ここは今日のこの1曲決めなければいけないので・・・。
コンサート中盤14曲目に披露された「アンド・アイ・ラヴ・ハー」を。

ビートルズ「ハード・デイズ・ナイト」

ビートルズ「ハード・デイズ・ナイト」

オリジナルに忠実に歌ってくれるポール。
しばし目を閉じて聴くと、そこには映画『ア・ハード・デイズ・ナイト』のシーンが・・・。

ジョンのリズム・ギター、リンゴのボンゴ、そしてジョージのガット・ギターの音色も聴こえてくるような。

ポール絶品のバラード、71歳になっても健在。
だから僕たちはポールをいつまでも好きなのさ。

ライヴの模様、感じることが多すぎて書き切れないので、詳しくはHPではなく店頭でお話を。

 

 

(文:森 勉)

 

★掲載ジャケットは「And I Love Her」収録、1964年発表アルバム『ハード・デイズ・ナイト』。(国内CD 期間限定価格盤 TOCP-54503 1,950円)

 

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