ザ・バンド 「Don’t Do It」

初めてCDプレイヤーを入手したときに、ずっと年上の音楽(と人生)のセンパイが「コレは聴いておくべき」と数枚もらったCDの中に入っていたのがザ・バンドの「ザ・バンド」でした。高校生だった当時には、そこまでピンとこなかったのですが、やっぱりあの時代にザ・バンドを聴いていたことは自分の音楽人生にとって絶対にプラスになっているなあ、と懐かしく思い出されます。(編集部)

 

 

年末購入して年始に聴きこもう、と思っていたザ・バンドのBOX『ライヴ・アット・アカデミー・オブ・ミュージック 1971』。(国内4CD+DVD 限定盤 日本語ブックレット付 TYCP-60080 14,000円+税)

ザ・バンド『ライヴ・アット・アカデミー・オブ・ミュージック 1971』

ザ・バンド『ライヴ・アット・アカデミー・オブ・ミュージック 1971』

いつの間にか年が明けてしまい、本日やっと購入。
早速ディスク1から4まで一気に聴きましたが、やっぱりこの時期のザ・バンドは最高!

1971年12月28日から31日の4夜のベスト・トラックをまとめたディスク1と2。
12月31日のライヴを極上サウンドボード音源で曲順そのまま収録したディスク3と4。

どちらもボブ・ディランが最後に出てきて「ライク・ア・ローリング・ストーン」他4曲をブチかましてますが、個人的にはザ・バンド楽曲をやっている時の方が好きですね。

アラン・トゥーサン指揮するホーン・セクションとザ・バンドの演奏/アンサンブルが本当に素晴らしい。

今回新たにボブ・クリアマウンテンがミックスを担当し、以前(『ロック・オブ・エイジズ』)よりホーンの音が小さくなった印象はありますが、クリアな音像ながらライヴ感溢れる仕上がりです。

ということで、今日のこの1曲はザ・バンド、メンバー各々の個性とホーンの特色が活かされた「Don’t Do It」。

オリジナルはマーヴィン・ゲイで、ホーランド=ドジャー=ホーランド作。
(元のタイトルは「Baby, Don’t You Do It」)

昨年8月ビルボードライヴでガース・ハドソンを見て満足していたけれど、これを聴くとやっぱり全盛期のザ・バンドを生で見たくなりますね。

ダニー・ハサウェイ『ライヴ』と並んで、“タイムマシーンがあったら見たいライヴ”に改めて認定!

 

(文:森 陽馬)

 

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