フランキー・ヴァリの公演は、日比谷公会堂だったんですね。日比谷野外音楽堂のとなりの、1929年に竣工した歴史のある建造物です。最近ではコンサートホールとして使用されることはまれになっていましたが、あの煉瓦の建物とフランキー・ヴァリの歌の組み合わせはさぞ素敵だったに違いありません。(編集部)
フランキー・ヴァリ初日本公演の心地良い余韻がまだ身体の中に残っている感じ。
1月18日(土)、レトロな建築がいい雰囲気を醸し出している日比谷公会堂にて、フランキー・ヴァリ一夜限りの初来日コンサートへ行ってまいりました。
昨年9月13日から延期になっていた公演で、待ちに待った待望のコンサートでした。
端の方ながら前から7番目という前の方の席をゲットできたにも関わらず、フランキー・ヴァリが歌うアップの顔を見たい!ということで双眼鏡を持参。
ちょっとした表情を見逃すまいと、もちろん音と共に楽しんできました。
ドラムス、ベース、ギター2人、パーカッション、サックス、バンマス的役割のキーボード、それに日本人5人によるホーン・セクションがプラスされた12人編成のバンドに、若いお兄さん4人のコーラスがバックに参加。
フランキー・ヴァリならではのヴォーカルは、ほぼ満員(2,000人)の観客を魅了しました。
3分間ほど(だったと思う)のヒストリー・ビデオの後に、フランキー・ヴァリが登場して1曲目「グリース」からラスト「レッツ・ハング・オン」まで夢のような約2時間!
あっという間でしたが、とても充実したコンサートでした。
日本のファンの温かい拍手はきっとフランキー・ヴァリにも届いたと思いますので、再度の来日を期待したいと願うばかりです。
今日のこの1曲は、コンサートでは歌われませんでしたが、ヴァリの初ヒットとなったフォー・シーズンズ前に結成していたフォー・ラヴァーズ1956年ヒット曲「ユーアー・ジ・アップル・オブ・マイ・アイ」を。
★掲載ジャケットはFour Loversベスト盤(『The Very Best Of The Four Lovers』 TARAGON TARCD-1107)
(文:森 勉)