Jo Mango 「Evermore」

HMV渋谷店のワールド/ジャズ・バイヤーだった山本勇樹さん。アルゼンチンの音楽家カルロス・アギーレを日本に紹介した方としても知られている山本さんの選曲を聴いていると、音楽の「センパイ」って大切だなーと思えてきます。知識とセンスのある人に薦められた曲を聴いてみるのは、やっぱりワクワクする体験。武蔵小山のペット・サウンズ・レコードにいらっしゃる、すばらしい音楽の「センパイ」達の力を借りて、ココカラWEBの「今日のこの1曲」が、みなさんに素敵な音楽との出会いの場になるようにと思いながら、いつも編集しているのです。(編集部)

 

 

昨日の“血湧き踊る熱いアルバム”とは対照的に、“寒い季節に暖かい部屋でしっぽり聴きたいオススメ盤”も紹介しておきましょう。

V.A 『WINDFALL LIGHT ~A Collection of Small Gathering Music』。
(国内CD 解説付 NBCD-45 2,190円+税)

『WINDFALL LIGHT ~A Collection of Small Gathering Music』

『WINDFALL LIGHT ~A Collection of Small Gathering Music』

bar buenos aires(バー・ブエノスアイレス)のコンピにも関わっている山本勇樹氏が選曲・監修を手掛けたコンピ。

フォーク、ジャズ、クラシック、ワールドなど様々なジャンルから、心地良く耳に馴染む穏やかなアコースティック・サウンドの楽曲を集めた全17曲。

ヴォーカル曲中心ですが優しい歌声なので、インスト派の方でも楽しめると思います。

中でも6曲目、Jo Mango「Evermore」。

ジョー・マンゴはグラスゴー出身女性シンガー。
英国伝説の女性SSWヴァシュティ・バニヤンのサポート・メンバーとしても知られる彼女が2013年に発表したアルバム『Murmuration』からの1曲です。

幻想的なカリンバの音色と、天使のような彼女の歌声が夢見心地へ誘います。

他にもレジャー・ソサエティのメンバーによる別ユニットShorelineや、サイモン&ガーファンクルをも彷彿とさせるIron&Wine、スフィアン・スティーヴンスがプロデュースを手掛けている二人組The Welcome Wagon、そしてVashti Bunyanの神々しい歌声⑪など、各曲個性的で素晴らしい仕上がり。

美しいジャケット装丁。
インテリア/雑貨店等でのさりげないBGMとしてもオススメですね。

 

(文:森 陽馬)

 

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