昨日は“大雪”というより“吹雪”でしたね。
雪がたくさん降ることは東京でも時々ありましたが、1日中、それも台風のような強風を伴ってこんなに降ったのはあまり記憶がありません。
こんな日にもお客様にご来店いただいて、本当にありがたい気持ちでいっぱいです。
(わざわざ大阪からいらっしゃっていただいた方まで!)
メールやお電話でも様々な方からご連絡いただき、この場を借りて御礼申し上げます。
さて、昨夜はソチ・オリンピック開会式をTVで見ていました。
(聖火点灯まで生放送で見よう!と思っていたら、明け方4時過ぎに・・・。)
幻想的な演出と活気溢れるダンス。ロシアらしいかっこいい開会式でしたね。
それとはまた違った意味合いで幻想的なナンバーを今日のこの1曲に。
テリー・キャリアーはシカゴ出身の黒人シンガー。
1973年発表作『What Color Is Love』は、先日ユニヴァーサル社から50タイトル発売された<CHESS BEST COLLECTION 1000>の中の1タイトルですが、他の渋いブルース名作と違って、チェス・レーベルの中でもちょっと異色な作品です。
(国内CD 生産限定盤 2013年リマスター 歌詞・解説付 UICY-75985 952円+税)
“フォーキー・ソウル”と評されることが多い今作。
でもどちらかというと“フォーキー・ジャズ”の方が近いかな?
独特な浮遊感ある演奏と歌声。
ゆっくりした出だしから、転調してじわじわとテンポアップする「ダンシング・ガール」。
中盤から後半の展開は何度聴いてもゾクゾクしますね。
熱い黒人音楽好きの方からは敬遠されがちな作品ではありますが、最近人気の若き黒人ジャズ・ヴォーカリスト、ホセ・ジェイムスやグレゴリー・ポーターお好きな方には是非聴いてもらいたいアルバム。
シンプルなようでいて30人以上のミュージシャンが参加したクールなバック演奏も聴きものです。
(文:森 陽馬)