【今日のこの1曲】デイヴ・ベイビー・コルテス 「リンキー・ディンク」

デイヴ・ベイビー・コルテスはデトロイト出身のキーボード奏者。

「リンキー・ディンク」は1962年に全米で大ヒットを記録したインスト・ナンバー。

コルテスの弾くこの時代ならではのオルガンの音がなんともいい感じで響いてきます。

ひとくちにオルガンといってもいろいろな音色があるもので、ジャズのジミー・スミスやベイビー・フェイス・ウィレット、ボサノヴァのワルター・ワンダレイ、ソウルのブッカーT・ジョーンズ、ロックのスティーヴ・ウィンウッド、ジョン・ロード、レイ・マンザレク(ドアーズ)などなど・・・。

一人一人楽器が違えば奏でる音も違ってくるものです。

この「リンキー・ディンク」はイギリスのインスト・コンボであるサウンズ・インコーポレイテッドもカヴァーしていて、映画『ポップギア』の中でコミカルな演奏を見せてくれたことも想い出します。

(文:森 勉)

★掲載ジャケットはチェス・レーベル1,000円シリーズの中の1枚として再発されたデイヴ・ベイビー・コルテス『リンキー・ディンク』。(国内限定CD 解説・歌詞付 UICY-75978 952円+税)

デイヴ・ベイビー・コルテス『リンキー・ディンク』

デイヴ・ベイビー・コルテス『リンキー・ディンク』