ネイザン・イースト「Daft Funk」

先月のエリック・クラプトン来日公演でもツアーメンバーとして味のあるプレイを聴かせていた名ベーシスト、ネイザン・イースト。

1970年代からジャズ、ロック他様々な場で活動してきた彼の初となるソロ名義アルバムが日本先行発売されました。(国内CD 『Nathan East』 YCCW-10217 2,500円+税)

ネイザン・イースト『NATHAN EAST』

ネイザン・イースト『NATHAN EAST』

昨年出たウィル・リーのソロ(2013年7月24日今日のこの1曲で紹介)もそうでしたが、今まで関わってきたミュージシャンが多数参加し、各楽曲多彩なサウンドを聴かせる仕上がり。

でもネイザン・イーストらしい統一感はあって、ジャンル問わず楽しめる1枚です。(ラストの方に入っている「America The Beautiful」は仰々しい感もありますが)

クールなフュージョン・ナンバー①他、パット・メセニーで有名な③「Letter From Home」、スティーヴィー・ワンダー作②「Sir Duke」、マイケル・マクドナルドが歌うヴァン・モリソン作④「Moon Dance」など注目曲揃い。
その中から今日のこの1曲は⑥「Daft Funk」。

グラミー受賞したDaft Punk(ダフトパンク)の2013年大ヒット曲「Get Lucky」でベースを弾いていたネイザン・イースト本人による、Daft Punkへのアンサー・ソング、といったところでしょうか。

エフェクト処理されたヴォーカルを絡ませるなどやり過ぎ感もありますが、彼らしい大人の遊び/洒落を感じさせる面白い1曲ということで。

 

(文:森 陽馬)