ヴァン・モリソンと同じ北アイルランド/ベルファスト出身の男性シンガー・ソングライター、Bap Kennedy(バップ・ケネディ)。
2012年発表前作『The Sailor’s Revenge』(2012年9月2日にこのコーナーで紹介)は、マーク・ノップラープロデュースによる傑作で、当店でも密かなロングセラー・アルバムになっています。
その彼の新作『Let’s Start Again』が発売になりました。
(輸入CD 限定2枚組CD仕様 proper records prpcdx117)
今回はMudd Wallaceという人とBapによる共同プロデュース作。
前作よりアメリカン・ルーツ/カントリー色が増したサウンド・アレンジ。
個人的にはヨーロッパとアメリカが絶妙にブレンドされた前作の方が良かったような気がしますが、今作も味わい深いソングライティングは存分に楽しめる仕上がり。
ボブ・ディランとジャクソン・ブラウンを合わせたような歌声なので、ディラン・フォロワーやシンガー・ソングライター好きの方にオススメしたい1枚ですね。
今日のこの1曲は①「Let’s Start Again」。
Bapの奥さん、Brenda Noyd Kennedyもヴォーカルで参加。
コーラスが入るところは、イーグルス「New Kid In Town」っぽい雰囲気ですね。
ちなみにボーナスCD付の限定盤には、前作に収録されていた名曲「Jimmy Sanchez」のアコースティック・ヴァージョンも収録されています。
(文:森 陽馬)