伊藤銀次「ウキウキWATCHING」

お昼休みの人気テレビ番組『笑っていいとも!』は32年間、8054回という長寿中の長寿番組でした。

それも生放送!
その『笑っていいとも!』が3月31日に終わりました。

タモリさん、本当に御苦労様でした。

タモリさんが中洲産業大学の教授に扮した、今より脂ぎってアブナイ芸が売りだった頃からテレビで見ていました。

日本テレビ系『今夜は最高!』はコルゲン・バンドと絡んだ歌と演奏、そしてコントも思い出深いものがあります。

『笑っていいとも!』はお昼の時間帯ということもあり、あまり熱心に見ていたわけではありませんでしたが、若手芸人に強引にツッコんで、その人たちの面白さを引き出す話術は毒がなくなったと言われながらもタモリさんならではのものを感じていました。

そんな『笑っていいとも!』=タモリさんに育てられた昔は若手で今は超大物になった芸人が一同に会した『笑っていいとも! グランド・フィナーレ』の一場面は圧巻でした。

明石家さんま、ダウンタウン、ウッチャンナンチャン、とんねるず、爆笑問題、ナインティナイン。
他の番組ではゼッタイありえないこのメンバーがタモリさんの最後にかけつけ、テレビ画面に全員が映るんですから驚くべきことです。
タモリという芸人の凄さを改めて感じた瞬間でした。

音楽界に例えるなら、エルヴィス・プレスリー、ビーチ・ボーイズ、ビートルズ、ローリング・ストーンズ、ヴェンチャーズ、ジェイムス・ブラウン、レッド・ツェッペリンあたりが同時に同じステージに上がっている感じ?

プロレス界で言えば、ルー・テーズ、フレッド・ブラッシー、ブルーノ・サンマルチノ、ジン・キニスキー、ボボ・ブラジル、フリッツ・フォン・エリック、ミル・マスカラス、(これじゃちょっと古すぎるのでアブドーラ・ブッチャー、スタン・ハンセンもいれておきましょうか)が、同じリングでバトルロイヤルをやっているような・・・。

話が大幅に横にそれましたが、タモリさんがひさしぶりに歌ってくれた「ウキウキWATCHING」、良かったなあ。

ということで、今日はその曲の作曲者が自身でセルフ・カヴァーしたこの曲を。
((CD)伊藤銀次 『ゴールデン・ベスト』 2枚組CD全37曲 MHCL-2177 2,857円+税)

 

伊藤銀次 『ゴールデン・ベスト』

伊藤銀次 『ゴールデン・ベスト』

タモリさんお疲れ様でした。

 

(文:森 勉)

 

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