Neil Young「Needle Of Death」

ニール・ヤングの新作『A Letter Home』。
この作品の輸入盤アナログBOXがまた凄いことになっています。
(輸入LP BOX warner/reprise 1-541532)

ニール・ヤング『A Letter Home』

ニール・ヤング『A Letter Home』

まずBOXの装丁。
LP大の黒いBOXにポラロイド写真がガムテープが貼付。
そのテープにNEIL YOUNG、A LETTER HOMEの文字が直筆で書かれています。
(ニールの直筆? でも他のBOXとは筆跡が違うような・・・?! 写真も何種かあるようです)

そしてBOXの中身。
まずCDとDVD、LP大のブックレット、高音質デジタル・ダウンロード・コード。
本編LPは2種類。片方は普通のレコードで、もう1枚はVoice-O-Graphにて直接カッティングされたオーディオマニア向け重量盤。

更に更に!各曲を6インチ・アナログ(7インチではなく6インチ! 7’EPより一回り小さいサイズのEP)に各々収めたクリア・ヴィニール6’EP7枚セット!(レーベル面のデザインもクール!)

この6’EPの7枚目には本編CDには未収録のボブ・ディラン「Blowin’ In The Wind」(風に吹かれて)カヴァーが収録!
・・・と、たった1枚の作品ながら、超充実!?のフォーマットが収められたBOXなのです。

DVDには各曲各々の録音風景がタップリ収録。
狭いBOX内に身体の大きいニールが入って、身を小さくしながらギターを弾き、ハーモニカを吹き、そして口笛吹いている映像はニール・ファン必見! (ジャック・ホワイトも随所に出てきます)
この作品の意図、録音形態がどのようであったかをわかってもらうために、単体CDにも付けた方が良かったのでは?と思えるくらいの内容です。

今日のこの1曲はバート・ヤンシュ「Needle Of Death」カヴァー。
youtubeにオフィシャルで映像がアップされています。
口笛吹いているニールの表情がいいですね。

ちなみに、アルバム冒頭のニールの言葉は、自身の母への手紙を朗読しているもの。

タイトル『A Letter Home』(我が家への手紙)。
最初聴いた時は、なんじゃこりゃ!?と思いましたが、本当に聴くほどに沁みてくる1枚です。

(文:森 陽馬)

 

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