セルジオ・メンデス&ブラジル’66のサウンドは、1960年代中期、ビートルズなどを聴いている十代のポップス/ロック・ファンにも強烈な印象を与えてくれました。
ファースト・アルバムの中の「マシュ・ケ・ナーダ」、「ジョーカー」、「デイトリッパー」や、セカンド・アルバム『分岐点』の「コンスタント・レイン」、「ナイト&デイ」、「フォー・ミー」なども大のお気に入りでしたが、今日はサード・アルバム『ルック・アラウンド』から。
(国内CD UCCU-90033 解説・歌詞付 1,000円+税)
バート・バカラック&ハル・デイヴィッドの名曲「ザ・ルック・オブ・ラヴ」のカヴァーを。
ボサノヴァのゆったりしたやわらかい音感に、少し強めのビートをプラスしたセルメン・サウンドは、いつ聴いても気分をさわやかにしてくれます。
リード・ヴォーカルはラニ・ホール。
プロデューサーはそのダンナさんのハーブ・アルパートです。
(文:森 勉)