Neil Young 「When I Watch You Sleeping」

Neil Young 『Storytone』

Neil Young 『Storytone』

 

11月12日はニール・ヤングの誕生日。
1945年生まれなので69歳! おめでとうニール!

今年は衝撃!?の新作『A Letter From』を発売し(2014年6月1日&2日の今日のこの1曲で紹介)、夏には長年連れ添った奥方ペギ・ヤングとの離婚報道、秋にはクレイジー・ホースとのヨーロッパ・ツアー敢行もビリー・タルボットが脳卒中、更にそのビリーの代役でツアー回ったリック・ローサスが11月7日急逝、とニールにとって色々とありましたが、その波乱の1年を締め括るようにまた新しい新作オリジナル・アルバムをリリースしました!

Neil Young 『Storytone』
(輸入盤 2枚組CD warner/reprise 546105-2 国内盤は12月24日発売予定)

今回の新作は2枚組CDですが曲目は同じ。
ディスク1がソロ弾き語りヴァージョン。
ディスク2にはその同じ楽曲を92人編成オーケストラ&コーラス隊とで一発録り(!)したヴァージョンを収録。

ニールのオーケストラというと、『ハーヴェスト』収録ジャック・ニッチェアレンジによる「A Man Needs A Maid」を想像していましたがそれとはまた違っていましたね。

まず1曲目「Plastic Flowers」、美麗なストリングスに感動!
そうかと思えば『Everybody’s Rockin’』に入ってそうなホーンとエレキ・ギターが入ったブルージー・ロックがあったりして、予想以上にちゃんとした1枚。

ディスク1とディスク2を聴き比べて、アレンジによってこうも印象が変わるのだなあ、と感じること必至。

今日のこの1曲は9曲目「When I Watch You Sleeping」。

2000年作愛聴盤『Silver & Gold』1曲目「Good To See You」を彷彿とさせる泣きの1曲。
抑えめなストリングス・アレンジもいいですね。

ちなみにジャケットはニール本人によるペインティング。
環境問題をテーマにした歌詞が多いこともあり、ブックレット内にはアメリカの広大な自然の写真が歌詞と共に掲載されています。(国内盤は12月24日発売決定しました。歌詞・対訳付の予定です)

 

文:森 陽馬
武蔵小山生まれ武蔵小山育ちの「ペットサウンズレコード」の「おにいさん」。店頭で、こんな音が好き!というと、いろいろ新しいものを紹介してくれますよ。ココカラ本誌では「毎日がGOOD MUSIC〜むさこ駅前狂騒曲〜」を連載中!

 

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