ジェイムス・テイラー「Don’t Let Me Be Lonely Tonight」

ジェイムス・テイラー『ライヴ・アット・ザ・カーネギー・ホール1974』

ジェイムス・テイラー『ライヴ・アット・ザ・カーネギー・ホール1974』

ジェイムス・テイラー、1974年カーネギー・ホールでのライヴ音源が発売されました。

ジェイムス・テイラー『ライヴ・アット・ザ・カーネギー・ホール1974』
(国内仕様2枚組CD 日本語解説付 MSIG-979 3,300円+税)

MSIから昨年末発売されたジョニ・ミッチェルのライヴCD(2014年12月22日今日のこの1曲で紹介)は音質が悪かったので、今作もあまり期待していなかったのですが、ラジオ音源が元ということもあり、音質は良好でライヴ自体の内容もかなり良いですね。

1974年というとジェイムス・テイラーが『ウォーキング・マン』というアルバムを発表した年。
このライヴ盤のバック・バンドはお馴染みのセクションではなく、その『ウォーキング・マン』に参加していたメンバーが務めています。

名ギタリストのデヴィッド・スピノザ、ヒュー・マクラッケン。
ハイハット使いに定評のあるドラマー、リック・マロッタ。
そして、後にジェイムス・テイラーと深く交流することとなるキーボーディスト、ドン・グロルニックという編成。
ホーンも含めたこのバック・バンドは、セクションとはまた違った魅力があり素晴らしい演奏です。

今日のこの1曲「Don’t Let Me Be Lonely Tonight」(寂しい夜)。
ジェイムス・テイラー定番の1曲ですが、ドン・グロルニックによるメロウなエレピ・ソロが秀逸!
これは聴きものですね。

ちなみに、当時の奥さんカーリー・サイモンがデュエット参加した貴重音源(「Mockingbird」、「Ain’t No Song」)も収録されています。

文:森 陽馬
武蔵小山生まれ武蔵小山育ちの「ペットサウンズレコード」の「おにいさん」。店頭で、こんな音が好き!というと、いろいろ新しいものを紹介してくれますよ。ココカラ本誌では「毎日がGOOD MUSIC〜むさこ駅前狂騒曲〜」を連載中!

 

<ペット・サウンズ・レコードが選ぶ2014年ベスト・アルバム> 更新されています!