Alex Tait「Scary」

アレックス・テイト『Thirty』

アレックス・テイト『Thirty』

 

アレックス・テイトは、カナダの10人組バンド、ザ・スパンデッツで活躍している女性ヴォーカリスト。

2013年に発表されたザ・スパンデッツの1作目は、ファンク、ディスコ、ポップスなどなど色んなジャンルの要素を凝縮した作品でしたが、先日リリースされた彼女の初ソロ・アルバム『Thirty』はジャズ作品。
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 PCD-93876 2,300円+税)

歌うだけではなく、今作の殆どの楽曲の作曲やプロデュースも手掛けている彼女の歌声は、キュートで透明感がありとても魅力的です。

最近の人だと、オランダの黒人女性シンガー、ジョヴァンカに近い声かなと思います。
随所で聴ける、自身で重ねたハーモニーがとっても耳に心地良いのです。

軽快なものから、ギターの演奏でしっとりと聴かせるもの、大胆にジャズ・アレンジしたビョーク「Scary」のカバーなどもあり、ポップス/ロック好きな方も楽しめる作品になっています。

まだまだ寒いですが、もっと暖かくなってきたら散歩のお供にしたいなと思いました。

日本語解説は渡辺亨さんが手掛けています。

 

文:東尾沙紀
武蔵小山駅前ペット・サウンズ・レコードの「おねえさん」。ブリティッシュ・ロックのイマを聴きたいなら彼女に!

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