ウワノソラ「摩天楼」「雨降る部屋で」

ウワノソラ'67『Portrait in Rock'n'Roll』

ウワノソラ’67『Portrait in Rock’n’Roll』

6月8日ーーーー
6月9日(火)、当店大推薦の1枚!ウワノソラ’67『Portrait in Rock’n’Roll』がいよいよ店頭販売開始されます。

80年代大滝詠一『A LONG VACATION』
90年代小沢健二『Life』
00年代マイクロスター『microstar album』

ウワノソラ’67の今作は上記と並び2010年代を代表する日本ポップス名作として語られることになるでしょう。

その希代の名作発売の前に、ウワノソラ名義でリリースされたレコード・ストア・デイ限定アナログ盤を売切れる前に紹介しておきたいと思います。

ウワノソラ『摩天楼/恋するドレス』
(国内EP 限定アナログ THEP-352 1,600円+税)

いえもとめぐみ、角谷博栄、桶田知道による3人ユニット、ウワノソラ。
2012年11月結成。2014年7月23日発表した1stアルバム『ウワノソラ』からのアナログ・シングル・カットです。

ウワノソラ’67が<ナイアガラ/ウォール・オブ・サウンド/60’sポップス的>と表現するなら、ウワノソラは<山下達郎/シティ・ポップ/フリーソウル的>という感じでしょうか。

当店作成インタビューリーフレットによると、角谷博栄さん永遠の愛聴盤は、山下達郎『SPACY』とビーチ・ボーイズ『PET SOUNDS』とのこと。

A面「摩天楼」、B面「恋するドレス」。
どちらもサウンド・アレンジを手掛けている角谷博栄さんの山下達郎愛が伝わってきます。

6月9日ーーーー
ウワノソラ’67『Portrait in Rock’n’Roll』、本日店頭販売開始いたしました。
(国内CD 当店のみの特典マグネット付 UWAN-001 3,000円+税)

収録曲はすでに100回は聴いたと思いますが、何度聴いても飽きませんね。
聴く度に新しい音や発見があります。

まさに<21世紀の『ロング・バケイション』>という感じでしょうか。

当店作成発売記念リーフレットに掲載した角谷博栄さんへのインタビュー。
幅広いルーツや音楽愛、そしてレコーディングの苦労が伝わってきます。

6曲目「Hey×3・Blue×3」で聴ける鐘の音は、奈良にある興福寺へ卒業式を休んで録音しに行ったこと。

10曲目「レモンビーチへようこそ」冒頭の波の音は、鳥取までわざわざ行き波の音を録音。

7曲目「Station No.2」で聴けるカスタネットは、真冬の部室で40回の録音をし8時間かかったこと。

他にもナイアガラ道を引き継いだ逸話がございます。アルバムを聴きながらご覧いただければ幸いです。
(リーフレットはお買い上げでなくても、店頭でご自由にお持ちいただけます)

今日のこの1曲は、4曲目「雨降る部屋で」。

角谷さんも僕も大好きな8分の6拍子(ハチロク)バラード・ナンバー。
ビーチ・ボーイズな感じを出したくて作った1曲だそうです。

文:森 陽馬

武蔵小山生まれ武蔵小山育ちの「ペットサウンズレコード」の「おにいさん」。店頭で、こんな音が好き!というと、いろいろ新しいものを紹介してくれますよ。ココカラ本誌では「毎日がGOOD MUSIC〜むさこ駅前狂騒曲〜」を連載中!