9月も半ばとなり、すっかり秋の陽気ですね。
あっという間に過ぎてしまった2015年夏の思い出、皆さんは何か作れましたでしょうか?
僕は7月18日(土)、茨城にあるcafe la familleでパイレーツ・カヌーのライヴを見たことが印象深いです。
パイレーツ・カヌーはもちろん、cafe la famille(カフェ・ラ・ファミール)というお店が本当に素晴らしかった!
茨城の辺鄙な住宅街の中から、突如一昔前の南フランスへタイム・スリップしたような素敵な空間。
お食事はどれも美味しくて、店員さんのホスピタリティにも感動。
パイレーツ・カヌーが日本ツアーを次回行う時はここにまた来よう!と思えるくらい楽しい一夜でした。
さて、そのパイレーツ・カヌーの最新アイテムであるライヴCD『Live In New York』(1,000円+税)と、初期セレクトCD『Prologue』(1,500円+税)の2枚が当店でも取扱い開始となりました。
今日はライヴ盤Pirates Canoe『Live In New York』(otcr-008 1,000円+税)から、未CD化だった「The City Girl And The Mountaineer」。
パイレーツは英語詞が魅力の一つでもありますが、この曲で聴けるサラさんの日本語歌唱も僕は好きです。
ちなみにこのCDには、パイレーツ・カヌー2015年2~3月全米ツアー中、2月27日ニューヨーク州ニューパルツという街にある<ご麺ください>というレストランでのライヴ音源を7曲収録。
彼らの代表曲となった「Gull Flying North」が観客含め合唱となる部分は感動的ですね。
続いてパイレーツ・カヌー。
最新アイテムのもう1枚の方『Prologue』(otcr-009 1,500円+税)から今日のこの1曲。
2011年5月発表ミニ・アルバム『Pirates Canoe』、2012年6月発表ミニ・アルバム『Pirates Canoe, Too』は販売元のOn The Corner Recordsでも品切れのため、2013年8月発表ミニ・アルバム『Pirates Canoe,Three』含めた3作から7曲を厳選。
更にボーナス・トラックとして、「HOTARU」(2015年2月11日京都ガボール)、「CRAZY KRISSIE」(2014年1月26日京都拾得)、「DOWN BY THE SALLEY GARDENS」(2013年9月22日拾得)のライヴ音源を収録した10曲入りCDです。
当店が選ぶ2014年ベストに選出した名作『One For The Pain In My Heart』を気に入った方は、過去作にも良い曲が多いので是非聴いてもらいたいですね。
追加収録された貴重ライヴ音源「Down By The Salley Gardens」は、アイルランドの伝統歌として多くのミュージシャンに歌われているトラディショナル・ソングのカヴァー。
昨日の「the City Girl And The Mountaineer」と同じく、サラさんによる日本語歌唱が出てくるのも聴きどころ。
なお、クレジットには書かれていませんが、ペンギン・カフェ・オーケストラ1984年作「Music For A Found Harmonium」をパイレーツ・カヌー流にアレンジした演奏が、「Down By The Salley Gardens」後続けて披露。
この「Music For A Found Harmonium」は、ペンギン・カフェ・オーケストラの創設者である故サイモン・ジェフスが京都にあった古いハーモニウムに捧げて作ったインスト・ナンバー。
(パイレーツ・カヌー『One For The Pain In My Heart』3曲目に収録「Matty Maloy」のラストにも「Music For A Found Harmonium」が演奏されていました)
「Down By The Salley Gardens」と「Music For A Found Harmonium」を繋げるなんて、さすがパイレーツ・カヌー! 渋いですね。
文:森 陽馬
武蔵小山生まれ武蔵小山育ちの「ペットサウンズレコード」の「おにいさん」。店頭で、こんな音が好き!というと、いろいろ新しいものを紹介してくれますよ。ココカラ本誌では「毎日がGOOD MUSIC〜むさこ駅前狂騒曲〜」を連載中!