陸奥A子×少女ふろく展 『りぼん』おとめチックワールド

デラックス親子ノート りぼん型ビッグノート『りぼん』1981年7月号ふろく11月号ふろく 陸奥A子/画

デラックス親子ノート りぼん型ビッグノート『りぼん』1981年7月号ふろく11月号ふろく 陸奥A子/画

1970年代から少女漫画雑誌の「りぼん」で活躍し、現在ココカラ本誌で「ベンチものがたり」を連載中の陸奥A子さん。キラキラ・ヒラヒラのお姫さまルックが主流だった当時の少女漫画界で、デニムやネルシャツを着た、悩み多きフツーの少年少女の恋を描いた陸奥A子作品は「おとめチック」という新たなスタイルを流行させ、少女たちの共感を得ました。ココカラの「ベンチものがたり」でも、限られたページでありながら、そのキュートで繊細な世界をふんわりと作り出す「A子タン節」は健在です。

★ココカラのバックナンバー(14号15号)はKindleでも入手いただけますので、どうぞご利用ください。

 

そんな陸奥A子さんの、『りぼん』から『YOU』までの貴重な原画や、当時たいへんな人気だった陸奥さんのイラストによる『りぼん」のふろくをいちどに楽しめる展覧会「陸奥A子×少女ふろく展 『りぼん』おとめチックワールド」が2015年10月1日より12月25日まで文京区の弥生美術館で開催されています。

冬の夜空にガラスの円盤 『りぼん』1976年12月号 原画 北九州市漫画ミュージアム/寄託【展示期間/後期】陸奥A子/画

冬の夜空にガラスの円盤 『りぼん』1976年12月号 原画 北九州市漫画ミュージアム/寄託【展示期間/後期】陸奥A子/画

デビュー直後の貴重な作品、生原稿、カラー原稿、そして掲載された「りぼん」。
「りぼん」は紙質のせいでずいぶん日に焼けたものもありますが、当時の連載の傾向がひと目で分かる表紙も含めての展示は、漫画史の資料としてはもちろん、当時の少女たちを一瞬であのころに引き戻す、圧倒的なビジュアルのちからを持っています。

 

たとえば私のクリスマス 『りぼん』1976年12月号 原画 北九州市漫画ミュージアム/寄託 陸奥A子/画

たとえば私のクリスマス 『りぼん』1976年12月号 原画 北九州市漫画ミュージアム/寄託 陸奥A子/画

展示は、繊細なカラー原稿の保護のために会期中2度の入れ替えが行われます。
前期 10月1日〜10月25日
中期 10月27日〜11月29日
後期 12月1日〜12月25日

開館時間は午前10時から午後5時(最終入館は午後4時30分まで)
詳しくは弥生美術館公式ホームページをご参照ください。
http://www.yayoi-yumeji-museum.jp

 

会場では、この展覧会に合わせて出版された、1万字を超えるインタビューと作品、資料、関係者・識者のインタビューなどをギュッと詰め込んだ「『りぼん』おとめチック♡ワールド 陸奥A子」(河出書房新社:刊)も販売中。

「陸奥A子」

「『りぼん』おとめチック♡ワールド 陸奥A子」

 

また、陸奥A子さんの代表作をちょっと大きめのA5版で読める愛蔵版『陸奥A子 ベストセレクション』も新刊行されています。

「陸奥A子ベストセレクション」

「陸奥A子ベストセレクション」

 

会場だけで販売されている陸奥A子イラストによる特製グッズは大人気につき、売り切れ続出。売り切れてしまったものも再度入荷されるそうなので、もし入手できなかった場合はもう一度チェックしてみてください。ちなみに、グッズ売り場には展覧会チケットがなくても入場できますので、グッズのお買い物のために行ってみるのもアリですよ。

 

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特製クリアファイル(各400円)

ココカラでは、この嬉しい展覧会の記念として、こちらのクリアファイルを各1名様にプレゼント! 弥生美術館の割引券つきチラシも同封いたします。タイトルに「陸奥A子」と記載した空メールをpr@cocokala.jpにお送りください。申し込み締め切りは2015年10月25日まで。当選の発表は商品の発送をもって代えさせていただきます。

★弥生美術館のご厚意により、ココカラが弥生美術館でも入手できるようになりました。
陸奥A子さんの連載は展覧会後も続きますので、来年以降もどうぞ弥生美術館に足を運んでみてくださいね。