ミルトン・ナシメント「Only A Dream In Rio」 feat ジェイムス・テイラー

rio

 

明日8月5日から始まったリオデジャネイロ・オリンピック。
この大会のために多くの選手・関係者が、ブラジルの地へ胸高鳴る想いで向かったことと思います。

ブラジル/リオデジャネイロ、実は約17年前に行ったことがあるのです。

ブラジル音楽に興味を持ったばかりながら、現地の音を聴きたい!との一心で飛び込むように身を運んだリオ。

まず第一印象は遠い!
アメリカの空港で6時間待ち、約30時間かかってやっと到着。(地球の裏側ですからね。)

でも、その移動の辛苦は、リオに着いて熱気・歓喜、そして夢心地へと瞬時に変化しました。
まさに「ドリーム・イン・リオ」。

今日のこの1曲「Only A Dream In Rio」のオリジナルは、ジェイムス・テイラーが1980年代リオでのロック・フェスに出演した際、熱狂的なブラジル人聴衆に影響を受けて書いた名曲。
(ジェイムス・テイラー1985年発表作『That’s Why I’m Here』収録)

そして、ジェイムス・テイラーが歌った1985年から9年後の1994年。
ブラジル男性シンガー、ミルトン・ナシメントがジェイムス本人をゲストに迎えカヴァーしました。

ブラジルへの愛を受けとめ、夢のような美しいアレンジで紡いだミルトン・ナシメントによるこのヴァージョン。
リオで出会った人々の屈託ない陽気な笑顔を思い出します。

★掲載ジャケットは、ミルトン・ナシメント「Only A Dream In Rio」feat James Taylor収録の1994年発表作『アンジェルス (angelus)』。(国内CD 完全限定盤 解説・歌詞付 WPCR-17248 1,200円+税)

 

文:森 陽馬
武蔵小山生まれ武蔵小山育ちの「ペットサウンズレコード」の「おにいさん」。店頭で、こんな音が好き!というと、いろいろ新しいものを紹介してくれますよ。ココカラ本誌では「毎日がGOOD MUSIC〜むさこ駅前狂騒曲〜」を連載中!

PETSOUNDSロゴ