「Suddenly I See」(映画『プラダを着た悪魔』挿入曲)のヒットで知られるスコットランド出身、現在41歳の女性シンガーソングライター、KT タンストール。
約3年ぶり、5枚目となる新作『KIN』が今月リリースになりました。
(輸入CD 2547994783)
アリゾナ録音のアーシーな前作(2013年6月28日の今日のこの1曲で紹介)から一転。
トニー・ホッファー(ベック、ベル&セバスチャン、フラテリス他))をプロデューサーに迎え、ポップ/ロック路線に回帰した1枚に。
リード曲に相応しい高揚感のあるロック・ナンバー「Maybe It’s A Good Thing」(かっこいい♪)や、ストリングスを取り入れたフォーキーなタイトル曲など、彼女らしいメロディが詰まったアルバムになっています。
元ASHの女性ギタリスト、シャーロット・ハザレイが11曲中3曲でギターを弾いている他、イギリスの男性シンガーソングライター、ジェイムス・ベイがロック・バラード「Two Way」に参加。
ソウルフルなKTのヴォーカルと、繊細なイメージのジェイムスの意外にも相性の良いハーモニーが聴けるロック・バラード。
トニー・ホッファーによるギターソロも聴きものです。
文:東尾沙紀
武蔵小山駅前ペット・サウンズ・レコードの「おねえさん」。ブリティッシュ・ロックのイマを聴きたいなら彼女に!