MC.sirafu(なつやすみバンドetc)、あだち麗三郎(ソロ/ceroサポートetc)を擁する男女混成バンド、片想い。
その片想いではベーシストとして在籍、ホライズン山下宅配便(片想いと共に”とんちれこーど”を設立)というユニットではギタリストとして在籍し活動している79年生まれの男性ミュージシャン、伴瀬朝彦(ばんせともひこ)。
今月リリースされた初のソロ・アルバム『カリハラ』は、正統派シンガーソングライター作品のようで、どこか不思議な魅力を持った日本語ロック/フォーク/ブルース・アルバムでした。(TNCR-0016 1,852円+税)
ドラム、ベース、ギター、ピアノ、コーラスなどもこなすマルチプレイヤーであり、今作は1人での多重録音。
落ち着いたトーンの歌声は、少し枯れた感じもあってすごく良いですね!
ギターが唸るブルース・ナンバーやジャズっぽいアレンジのもの、60~70年代フォーク…様々なルーツが垣間見える楽曲は、聴けば聴くほどに味が出そうです。
今日の一曲は、穏やかな曲調から、終盤ガラッと雰囲気を変える「カリハラのうた」。
ニール・ヤング的なエレキ・ギターの音色がかっこいい一曲です。
(文:東尾沙紀)