ブリちゃんに自由を。

世の中には、芸能人やアイドルなんて全く興味がないという人ももちろんいますが、私は大好きです。綺麗で可愛くて才能ある人たちがキラキラと輝いている様を眺めるのが好き。
「この人なんか好きな顔だな」と思った女優の画像を1日中探し続けたりするし、いいなと思った歌手やアイドルのライブ映像やプラクティス動画をひたすら再生し続けたりもします。

ただ私の場合、いつもそれらの沼は浅い。深くハマらずに一時的なブームで終わることがほとんどです。

しかし、そんな私にもたった一人10年以上に渡って沼り続け、推し続けているスターがいるのです。

彼女の全盛期の輝きは圧倒的で、この先わたしにとって彼女以上に推せるポップスターは現れないだろうと思っています。

そう、ブリトニースピアーズです!!!!!

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最初にブリちゃんを知ったのはいつ何でだったか、残念ながら全く覚えていないのですが・・・
気づいたら魅了されていました。
華やかで、愛らしくて、エロくて、それでいて儚い、魅力の塊。

何が好きってまずはそのビジュアル。
キラキラ輝くゴージャスなブロンドヘア、一度みたら忘れられない子犬のようなかわいい垂れ目、まっすぐ通った鼻筋に、白い歯が綺麗に並ぶ美しい口元。
書いていて恥ずかしくなってくるけど、「完璧な造形だ・・・」と、
当時中学生だった私は、ブリちゃんの顔を見るたび思っていました。こんな人現実にいるの?と。

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そして、ブリちゃんの魅力はなんといってもあの声!神が与えたエンジェルボイス。
とにかくかわいい声。猫が甘えてくる時のような・・・猫なで声ってやつですか。男性はもちろん好きだろうけど、女性の母性をくすぐる感じもあると思う。愛おしい気持ちにさせるのです。

そんなわたしにとっての永遠のアイドル、ブリちゃんですが、

なんと、今、実の父親であるジェイミースピアーズを相手取り、裁判を起こしているということで全世界でちょっとした話題になっているのです。

というのも、ジェイミーはブリちゃんの成年後見人の立場を利用して、長年にわたりブリちゃんを管理下において彼女の自由を剥奪してきたと。仕事における管理はもちろん、プライベートに関しても、ブリちゃんが結婚や妊娠を自由にできないようにするために子宮内避妊具を強制したり…。なかなかに強烈な内容です。
そんなかわいそうなブリちゃんを父親から解放せよ!!ということで、「#FreeBritney」運動が沸き起こっているというわけ。

2002年頃にジャスティンティンバーレイクと別れてから、明らかに精神のバランスを崩したブリちゃんは度々メディアの前で奇行を繰り返してきました。それを見た人々はブリちゃんを「お騒がせセレブ」ともて囃し、ブリちゃんのアイドル、アーティストとしての実力はそっちのけで、ネタとして消化してきました。

そもそも、ジェイミーがブリちゃんの後見人になれたのは、この「お騒がせ」イメージのおかげなのでは?と言われています。本来普通の成人した大人に後見人なんかつきません。精神的にイっちゃってて、正常な判断ができない人だと認定されたからこそ後見人がつくのです。

ブリちゃんの奇行を私たちが面白がるから、パパラッチがさらに過激化して、またまたブリちゃんが奇行に走る…。の悪循環。

そのイメージを父親に利用されブリちゃんの自由な人生は奪われた…とも考えられるわけです。

そんな背景がフォーカスされ、現在アメリカでは、このブリちゃんの問題が、いちスターのゴシップとしてではなく、ひとつの社会的な問題として注目されているのです。

スターに人権はないのか?ブリトニースピアーズという素晴らしい才能の持ち主の精神を、父親が成年後見人にならなければならないほどに破壊した責任は、パパラッチの情報を鵜呑みにして、彼女の人生をネタに楽しんできた私たちにもあるのではないか。そんなことを社会全体で考える必要があるというわけです。

この事件を機にブリトニーの功績を称える動きが活発化しているのは、いちファンとして嬉しい限りだし、そんな素晴らしい才能を私たちが潰してしまうことのないようにメディアとの向き合い方をいま一度見つめ直すべきだと感じています。