カーペンターズのヒット曲として知られる「スーパースター」、「ア・ソング・フォー・ユー」、ジョー・コッカー「デルタ・レイディ」、ジョージ・ベンソンがヴォーカリストとして出世作となった「ディス・マスカレード」、ヘレン・レディ「ブルー・バード」などは、すべてレオン・ラッセルの作品です。
1960年代からスタジオ・ミュージシャンやソングライターとして活躍していたレオン・ラッセルは、ポール・マッカートニーと同じ1942年生まれと言いますから今年72歳!
近年はこのベスト・アルバムのジャケット写真のような貫禄ある風貌に拍車をかけた状態になっていると思いますが、1970年代前半から中期にかけてのレオンの勢いは凄いものがありました。
動くレオンで一番印象に残っているものというと、やはりバングラデシュ・コンサートでボブ・ディランやジョージ・ハリスンと共演したシーンでしょうか。
ディランもジョージもそれなりの服装なのに、レオンは1人だけくだけたファッション!
タンクトップでベースを弾きコーラスをする姿、インパクトありました。
さて、今日はレオン・ラッセル自身の歌でヒットしたバラード曲「レイディ・ブルー」。
1975年のヒット。
聞くところによると、この歌はブルーという名前のレオンの娘さんのために書かれた曲とのことです。
なお、レオン・ラッセル待望の新作『ライフ・ジャーニー』国内盤は6月4日発売予定です。
(文:森 勉)
★掲載ジャケットはレオン・ラッセル『追憶の日々~ベスト・オブ・レオン・ラッセル』。
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 TOCP-67766 1,886円+税)