トラフィック「ペイパー・サン」

スティーヴ・ウィンウッドはスペンサー・デイヴィス・グループの時代から気になる存在でした。

まだ16歳だというのにリード・ヴォーカル、リード・ギター、キーボード、作詞・作曲をやってしまうなんて!と思っていました。

そうこうしている間に2年ちょっとでスティーヴ・ウィンウッドは脱退。
1967年ウィンウッドはトラフィックという新しいグループを結成したことを当時の音楽雑誌で知りました。

そのトラフィックのデビュー・シングルが「ペイパー・サン」。

スペンサー・デイヴィス・グループではゴリゴリのR&Bソング・カヴァーか、そういうテイストのオリジナル曲がレパートリーでしたが、新しいグループで最初に挑戦したのはサイケデリック・サウンド!

当時流行の先端だったサイケですが、さすがウィンウッド!という感じの音に、今聴いても仕上がっていると思います。

デイヴ・メイスンが弾くシタール。
ジム・キャパルティの東洋・中近東的なパーカッション。
クリス・ウッドのフルート。
そして、ウィンウッドのキーボードとヴォーカルが絡むインパクトある曲です。

次のシングル曲「ホール・イン・マイ・シュー」も好きな曲でした。
シングル曲はオリジナル・アルバムに入れない主義のトラフィックだったので、このベスト盤で。
(国内CD 限定特別価格 解説・歌詞・対訳付 UICY-76281 926円+税)

トラフィック『ベスト・オブ・トラフィック』

トラフィック『ベスト・オブ・トラフィック』

 

(文:森 勉)

 

http://www.petsounds.co.jp

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