ココカラ12号配布スタートします。今回の特集は「祝・JR目黒駅開業130周年!」
JR目黒駅が、今年3月16日に開業130周年の誕生日を迎えます。わたしたち人間がどんなにがんばっても生きられない、130年という年月。駅舎も、線路も、運営する会社も当時のものとは違っています。何度も建てかえられ、敷き直されながら、130年間まいにちまいにち、利用されてきた駅。たくさんの人びとの手によって守られ、運営され、時代に合わせてどんどん新しいものを受け入れ、改善しながら受け継がれてきた、鉄道というしくみ。
普段、なにげなく通勤や通学に使っている駅や鉄道も、そうやって過去に思いを馳せて見つめなおすと、なんだか違ったものに見えてくるから不思議です。目黒の、ずいぶん下の方をひっきりなしに走っている山手線も、130年前の明治時代には貨物列車が中心で、旅客列車は1日にたった3本だけ走る、蒸気機関車だったのです。
当時の人々は、何を思ってあんなに深い切通しを掘って、あの低い場所に線路を通したのでしょう。1日に3本到着する列車に、何のために乗ってきたのでしょう。当時、人々の暮らしの中に、鉄道は、駅は、どんな意味を持っていたのでしょう。
自動改札をピッと通って、スマートフォンで列車到着情報を確認、車内ではサイネージで広告を見ていても、走っているのは130年前に機関車が走っていたのと同じ「鉄道」のうえ。そう思うと、いつもの山手線が、ほら、タイムマシンに見えてきませんか?
最新号を設置した場所は、ココカラMAPのピンの色をブルーに変更していきますので、ご確認くださいね!