「今日のこの1曲」はニューオーリンズのブラスバンド、ダーティー・ダズン・ブラス・バンドのドラマーでもあるテレンス・ヒギンズのバンド「Terence Higgins’ Swampgrease Ⅱ」のニューアルバムからの1曲です。
昨日話題に挙げた“ブルース&ソウル・レコーズ”誌、“ニューオリンズの今”特集に載っている1枚。
ニューオリンズFUNKYドラムが聴けるオススメ盤!
テレンス・ヒギンス『Rage ‘tin Sunrise』。(輸入CD Gris Gris Bag Entertainment GGB-002)
現代ニューオリンズの良心ともいえる白人キーボード奏者/ヴォーカリスト、ジョン・クリアリーのバック・ドラマーとしても活躍している彼のリーダー作。
いやー、このリズム感あるドラミングはかっこいい!
ニューオリンズ特有のタメの効いたグルーヴが持ち味かと思いきや、スパッと切れ味鋭いフィルや爆発するようなソロを聴かせるなど変幻自在。
黒人ながら乾いた音色のスネアで、重さを感じさせないファンキーなサウンド。
フレッシュな他メンバーとの絡みも素晴らしいですね。
今日のこの1曲は、ジャム・セッションの延長線上のようでいて、クールなファンクに仕立て上がっている⑤「Funny Funk Ha Ha」。
ちなみにインスト中心のアルバムですが、6曲目「Soul 45」ではジョン・クリアリーがヴォーカル参加しています。
森 陽馬