90年代からシンガー、セッション・キーボーディスト(忌野清志郎、ソウル・フラワー・ユニオン、佐野元春etc…)として長年活躍している1964年生まれのピアノマン、リクオ。
約5年半ぶりの新作『HOBO HOUSE』がリリースになりました。
(HW-31 2,700円+税)
今作は、笹倉慎介さん所有の音楽スタジオ<guzuri recording house>で録音された作品。
椎野恭一、佐藤克彦、坂田学、伊賀航、安宅浩司、寺岡信芳、北山ゆう子、真城めぐみほか、笹倉さんも共同プロデュース/ギター&コーラスで参加しています。
「とても風通しが良く、居心地の良い空間だった」とリクオさんの言葉が物語るように、アルバム全体のリラックスした雰囲気、音の暖かみが伝わってくる作品になっています。
ルーツ・ロック色の濃い味わい深いナンバーから、風通しの良いピアノ・ポップまで。
今日のこの一曲は、佐藤克彦さんのギターも絶品な郷愁を誘う1曲目の「光」。
この曲でのリクオさんの丁寧な歌い回しは(あくまで個人的な意見ですが)、小坂忠さんを彷彿とさせます。
(文:東尾沙紀)