なんと、もう一の酉も終わってしまいました。いよいよ年末ですね。二の酉は来週、15日。目黒の大鳥神社もたくさん屋台が出て、賑やかになりますので、ぜひ足を運んでみてくださいね。さて、今日の曲は「ブラインド・ボーイズ・オブ・アラバマ」のしっとりした新作、ジャケットも素敵です。(編集部)
11月3日は酉の市初日。
(2013年は、11月3日、15日、27日の三の酉です。火事には気を付けましょう)
ということで、2日深夜(3日0時)浅草酉の市へ行ってきました。
夜中にも関わらず境内の前は長蛇の列!
熊手を売っている露店からイキのいい三本締めの掛け声がそこかしこから聞こえ、なおかつベビーカステラやお好み焼きなどの露店が深夜から軒を連ね賑わってました。
楽しいと同時に、来年も健康でこの酉の市に参加できるよう頑張ろう!と身が引き締まる思いもしましたね。
さて、日本の神社に対して、アメリカの教会で歌われるゴスペルの新譜を今日はご紹介。
ベテラン男性ゴスペル・グループ、“ブラインド・ボーイズ・オブ・アラバマ”の新作『I’LL Find A Way』。
(輸入CD Masterworks 88883740582)
今までもベン・ハーパーなど様々なミュージシャンとコラボレートしてきた彼らの今作は、なんとボン・イヴェールのジャスティン・ヴァーノンプロデュース。
ボン・イヴェール的深遠な音世界になっているのかな、と思いきや、意外にも正統派なアレンジ。
でもジャスティン・ヴァーノンらしい音の隙間を味わうようなサウンドは活かされていて、一般的なゴスペル・アルバムにある黒っぽさはあまり感じさせません。
今日のこの1曲「Every Grain Of Sand」は、ボブ・ディランのカヴァー。
(オリジナルは1981年『Shot Of Love』に収録)
ジャスティン・ヴァーノンもヴォーカル参加しており、ボン・イヴェール・ファン必聴の1曲。
ラスト11曲目「Jubilee」には、パティ・グリフィンも参加。
世代やジャンルを越えた伝統音楽の伝承、及びリスペクトが感じられる作品ですね。
(文:森 陽馬)