季節ものの曲の中でも、とくに時期を外すと聴く気になれないのがクリスマス・アルバム。そこで必然的に、この時期はライブラリの中からクリスマス・アルバムばかりを拾って聴くことになります。この「ニューヨークの夢」が収録されているコンピレーションアルバム「Cool Christmas」も大好きなアルバム。今は絶版になっていて入手しづらいかもしれませんが、中古盤は投げ売りされているので、もしも見つけたら即入手してください。きっとソンはありませんよ。(編集部)
クリスマス・ソングのデュエットは色々あるかと思いますが、皆さんは何が思い浮かぶでしょうか?
この季節になると、ポーグスとカースティ・マッコールのクリスマス名曲「ニューヨークの夢 (Fairytale Of Newyork)」が聴きたくなります。
ポーグスの3rdアルバム『堕ちた天使(If I Should Fall From Grace With God)』に収録されたこの曲。
歌詞の和訳を初めて読んだ時、男女が口論になる部分など全体的なやさぐれ感に、「こんな歌詞だったんだ!」と驚いたのですが、とても心温まる曲ですよね。
2006年の来日公演を観に行った際、シェイン・マガウアンとのデュエット(別の女性とでしたが)を生で聴けて、とても感激した事をこの季節になると思い出します。
掲載ジャケットは、「ニューヨークの夢」を収録したカースティ・マッコールのベスト盤『ア・ニュー・イングランド ~ザ・ベリー・ベスト』です。(国内仕様盤 OTCD-3434 1,575円)
(文:東尾沙紀)