いっとき、サウンドトラックばかりを聴いていたことがありました。映画用にレコーディングされたものも味わいがありますが、監督が楽曲をチョイスしたものは、演出意図がわかりやすくてコンピレーション的に楽しめますね。今日は映画「ウォールフラワー」と、そこに使われている音楽のお話です。(編集部)
映画『ウォールフラワー』を先日鑑賞。
山田稔明さんが「昨年一番印象に残った映画」と話していた1本。
遅ればせながらやっと観に行くことができました。
僕の率直な感想としては、久々に観た“甘酸っぱい青春映画”!
(ストーリーは上記公式サイトへのリンク参照)
原作者スティーヴン・チョボスキーが自ら監督・脚本も手掛け、音楽や演出にもこだわりが感じられましたね。
自分で編集したカセット・テープを好きな子に渡すシーンとか懐かしくてグッときたなあ。
映画の舞台は<1991年のアメリカ>ですが、スミスやデキシーズ・ミッドナイト・ランナーズ等英国ロックが中心に使われており、ストーリー展開ともうまく結びついていました。
(序盤&ラストにかかった一番重要な1曲は、見てのお楽しみということで伏せておきましょう。)
映画内で使われていた楽曲中、個人的にツボだったのはこの曲。
クラウデッド・ハウス「Don’t Dream It’s Over」。
(掲載ジャケットは1986年発表1stアルバム 国内CD 解説・歌詞・対訳付 TOCP-54241 1,500円)
クラウデッド・ハウスはニュージーランド出身ニール・フィンが中心となってオーストラリアで結成したロック・バンド。
1986年大ヒット・ナンバー「Don’t Dream It’s Over」は、80年代ヒット曲をあまり知らない方でもおそらくどこかで耳にしたことがあるハズの人気曲。♪Hey Now Hey Now♪と歌われるサビが印象的ですね。
ちなみに3月10日(月)、山田稔明トーク&ライヴ<月あかりのナイトリスニング Vol.3>。
当店地下アゲインにて開催決定いたしました。
3回目となる今回のテーマは、“映画音楽”!
山田稔明さんお気に入り映画&音楽、そして『ウォールフラワー』についても語っていただく予定です。
(文:森 陽馬)