暑い夏には熱いライヴ・シリーズ2016。
ジョー・ウォルシュ、ザ・フーときましたので、第3弾は日本勢からはっぴいえんどを選んでみました。
はっぴいえんど 『はっぴいえんど LIVE ON STAGE』
(CD URC/ポニー・キャニオン PCCA-50123 2,667円+税)
このアルバムは1970年と1971年に彼らが出演した4つのフェスやコンサートから全18曲が収録されています。
繊細な音作りをしていたスタジオ録音とは違って、出たとこ勝負の豪放なライヴ・バンドとしてのはっぴいえんどが楽しめるCDです。
今日はその中から、1970年8月9日中津川で行われた第2回全日本フォーク・ジャンボリーでの音源から、大滝詠一の「暑くてやりにくいんですが」というMCで始まる「12月の雨の日」。
実はこのライヴに僕は行ってまして、たしかに暑い日でした。
19歳になったばかりの夏。
いい経験させてもらいました。
文:森 勉
ペット・サウンズ・レコードの店長。ビーチ・ボーイズをはじめとしたアメリカンポップスを中心に、さまざまなジャンルの音楽に対して豊富な知識をお持ちです。街のCD屋さんとして店頭で接客する一方で、ライターとしてレコード・コレクターズ誌など、さまざまな媒体へも寄稿。ファンからもミュージシャンからも、業界関係者からも厚い信頼を寄せられています。
掲載ジャケットは「はっぴいえんど LIVE ON STAGE<エレック/URC復刻プロジェクト2009>」のものです。