以前このコーナーで書きましたが、僕がCD店で働き始めるきっかけはローラ・ニーロ1994年来日公演でした。
素晴らしいコンサートを見て、音楽に関わる仕事をしたいな、と思ったのです。
あれから早20年。
ローラは1997年癌のために49歳という若さで亡くなりましたが、彼女が作った楽曲は永遠に引き継がれる、ということでトリビュート・アルバムが発売になりました。
(国内CD 『マップ・トゥ・ザ・トレジャー ~ ローラ・ニーロ・トリビュート』 SICP-30657 2,600円+税)
アメリカ黒人ジャズ・ピアニスト、ビリー・チャイルズ中心のバンドが演奏/アレンジを担当。
リッキー・リー・ジョーンズ、スーザン・テデスキ、エスペランサ、リサ・フィッシャー、ショーン・コルヴィン、レディシなどがヴォーカル参加し、作品全体のプロデュースをラリー・クラインが手掛けています。
今日のこの1曲はアルバムのラスト10曲目。
現代ブルーグラス/カントリー界の女神、アリソン・クラウスの美声。
そして、ジェリー・ダグラスによるドブロ・ギターが印象的な「And When I Die」。
ローラ・ニーロが17歳(!)の時初めて書いた、と言われている深遠な名曲。
20年前に生で聴いた彼女の歌声が、心の奥から甦ってきます。
文:森 陽馬
武蔵小山生まれ武蔵小山育ちの「ペットサウンズレコード」の「おにいさん」。店頭で、こんな音が好き!というと、いろいろ新しいものを紹介してくれますよ。ココカラ本誌では「毎日がGOOD MUSIC〜むさこ駅前狂騒曲〜」を連載中!