The Jayhawks 「Quiet Corners & Empty Spaces」

The Jayhawks 『Paging Mr.Proust』

The Jayhawks 『Paging Mr.Proust』

 

懐古主義だった学生時代。
1995年頃、渋谷CISCOにて店員の除川哲朗さんに、「新しいバンドも良い作品を出していますよ」と教えてもらったのがジェイホークス『Tomorrow The Green Glass』でした。

それ以来、大好きなアメリカン・ロック・バンドとしてずっと聴き続けているジェイホークス。

2011年発表アルバム『Mockingbird Time』以来、約5年ぶり新作『Paging Mr.Proust』が発売されました。
(輸入CD SHAM HAWK SHAMCD-102)

前作で復帰したオリジナル・メンバーのマーク・オルソンが再び脱退しましたが、ジェイホークスらしさは健在。

ゲイリー・ルーリスが書くポップなメロディーはそのままに、R.E.Mのピーター・バックがプロデューサーに加わり、ちょいサイケな新味ロック・アレンジ曲もあったりして、ジェイホークスの新たな旅立ちを感じさせる1枚です。

今日のこの1曲は、冒頭1曲目「Quiet Corners & Empty Spaces」。

アコースティック・ギターの出だし。ゲイリー・ルーリス作による泣きのメロディー。サビのユニゾン・ヴォーカル。
ジェイホークス大傑作な1枚『Rainy Day Music』(2003年発表作)に入っていても違和感がなさそうな快曲!

他の曲も悪くはないんだけれど、個人的にはこの1曲目みたいな曲がもっと入っていると良かったかな。

まあでも、ずっと好きなアーティストが新作を出してくれて、それを楽しめるのは嬉しいことですね。

 

 

 

文:森 陽馬
武蔵小山生まれ武蔵小山育ちの「ペットサウンズレコード」の「おにいさん」。店頭で、こんな音が好き!というと、いろいろ新しいものを紹介してくれますよ。ココカラ本誌では「毎日がGOOD MUSIC〜むさこ駅前狂騒曲〜」を連載中!

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