ボブ・ディランがノーベル文学賞受賞!
テレビ、新聞などメディアでもトップニュースで伝えられましたね。
今回の受賞に関しては賛否あり、「音楽家がノーベル文学賞を取るのは意外」という意見もあるようです。
そのような見解を聞くと、<音楽>は<文学>と見なされていないのだな、と感じますね。
近年の音楽はエンターテイメント化し、ビジネス化し、聴き手に想いを伝える/投げかける、という原点を失いかけていたのかもしれません。
ディランがノーベル文学賞を受賞したことは、多くの音楽家にとって大きな励みになると同時に、音楽の原点を見つめ直す良いきっかけになると願っています。
今日のこの1曲は、デヴィッド・ボウイが歌った「Song For Bob Dylan」(ボブ・ディランに捧げる歌)。
1971年発表『ハンキー・ドリー』収録。(国内CD 解説・歌詞・対訳付 WPCR-16706 1,600円+税)
ボブ・ディランへの想い・様々な考え方を歌詞に表し、ボウイがディランの唱法を真似て歌っている1曲。
2016年1月逝去したデヴィッド・ボウイも、天国の扉を叩いて祝福していることでしょう。
文:森 陽馬
武蔵小山生まれ武蔵小山育ちの「ペットサウンズレコード」の「おにいさん」。店頭で、こんな音が好き!というと、いろいろ新しいものを紹介してくれますよ。ココカラ本誌では「毎日がGOOD MUSIC〜むさこ駅前狂騒曲〜」を連載中!